この文章は、物語というよりは、互いに関連しあった思い出を集めたものと言った方が良いかもしれません。誰かが友達やセラピストに話をしているような感じです。これは、私の心に浮かんでいたあるイメージが膨らんでできたもので、そのイメージが、このストーリーの1シーンになっています。そのシーンについては、今は書きませんが、正常な感覚の持ち主なら決して考えないようなことを、たくさんの人々が喜んで行っていて、思い出している人が、他の人々と同じことをするか、それとも自分はよそ者となるべきか、どちらにするかに直面するとだけ言っておきましょう。物語の残りの部分は、このシーンを中心に作り上げられていて、一種、マインド・コントロールの物語のようになって行きます。しかも、多くの部分が読者の想像に委ねられているようなストーリー。想像をお楽しみください。 deirdreより。
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大学の2年目を終えた後、私は、比較的無名の小さな女子大に移籍しました。2週間ほどして、私は、その女子大こそが私にとって最適の環境だと感じていました。たとえ、私が付き合っていた人たちは、30キロほど離れたとことにある男子大の男の子たちだけの私でも、その女子大の方が最適だと感じていたのです。もっともこの話は、もう何年も前のことで、今では二つの大学とも共学になっています。そのあたりの話はまた別の機会に。
このお話しは、あの女子大にいた頃のちょっと奇妙な思い出についてです。寮に入って、新しくできたルームメートはシェリーといって、彼女と私は仲良くやっていました。それに教授の先生方にも大好きな人が何人かいました。
思い出してみると、最初の奇妙な出来事は、その大学に移ってから2週間ほどたったある夜のことでした。今思うとまるで夢のようです。現実にしてはあまりに不思議なことだったので、そう感じているのかもしれません。ともかく、真夜中のことでした。廊下で人が話したり歩き回っている音が聞こえたのでした。するとシェリーも起き上がって、私に、起きるように言ったのです。私は、ぜんぜんわけが分かりませんでした。火事が起きたのかとも思いましたが、誰も慌てているようではありません。何かショッキングなニュースがあったのかしら? それとも、私が聞いていなかった、何かイニシエーションのようなことか、それとも大学の伝統行事か何かかしら?
とにかく、私とシェリーはすぐに廊下に出て、寮の他の女子学生たちと一緒になったのでした。みんな寝巻きのままで、ローブすら着ていません。みんな揃って階段を降りていきます。私とシェリーも一緒に降りて行きました。シェリーに、わけが分からないわといった顔を何度か見せたのですが、彼女は何も反応を返してくれませんでした。ただ、一緒に来るようにと私を励ましてる様子だけ。
1階につくと、今度は、みんな、あるドアの前に一列になって並びました。階段の下にあるドアで、私はそのドアが開いているところは一度も見たことがありませんでした。女の子たちがそのドアの中に入って行くのにつれて、列がゆっくりと動いていきます。ドアの向こうはあまりはっきり見えませんでしたが、どうやら、さらに下に通じている階段があるようでした。
「何が始るの、シェリー?」
「心配しなくていいのよ」
ようやく私たちはドアの前に立ったのですが、その階段はとても狭いものでした。下に向かって女の子の列が続いている。階段に立つと、狭すぎて、後につながっている人が全員よけてくれなければ、列から抜けることができないだろうと思いました。
私たちは、そのまま列にしたがってじわじわと動きながら階段を降りて行きました。階段は2箇所ほど曲がり角があって、そこを曲がるたびに、何か物音が大きく聞こえてくるのを感じました。初めの頃は遠くにあるボイラーのような静かな音でした(もっともボイラーを使う季節ではありませんでした)が、階段を降りていくにつれ、だんだんと大きな音になってくる。何か、工場の機械のような、機械的な音。その音を聞いて私は少なからずびくびくしていました。
とうとう、私たちは列の先頭にいる人が見える位置まで降りました。例の音は、今や、耳をつんざくほどです。階段の降り口は小さな部屋になっていました。そのとき、階段の最下の床と部屋の合わさる場所で、列の私の2番前にいた女の子が体を横にするのが見え、私は驚きました。それに、次に、私のじき前にいる女の子が寝巻きを脱いで裸になっていくのです! その女の子の前、床を見てみると、一種、ベルトコンベヤーのようなものがあるのが見えました! 音は、もう大変な大きさで、まさに機械の音そのものでした。裸になった彼女は、そのコンベヤーベルトの上に横になって、頭から先に奥へと入って行きました。
覗き込んでみると、ベルトは部屋の側面にあるとても小さな穴を通って先に通じているのが分かりました。その穴には一種、短冊状の布が何本も垂れ下がっていて、カーテンの役目をしていました。機械的な轟音は、確かに、そのカーテンの向こうから聞こえてくる! ベルトはどんどんと例の彼女を運んで行き、壁にあいているあの小さな穴の中へ通して、とうとう彼女の姿が見えなくなってしまったのです!
それを見て私がどう感じたか、恐らく皆さんには分からないと思います。私は、その時も依然として、寝起きだったため少し寝ぼけていましたが、それにしても、これは不思議といった言葉では表しきれない状況でした。後ろにいるシェリーの方を振り返って、何か言おうとしましたが、彼女はただ、
「大丈夫よ。やってみて」
と言うだけ。騒音の中でしたが、私を落ち着かせようとするような口調でした。そばには、先行する女の子たちが脱いでいった寝巻きと下着が山になってありました。
「やってみて」
シェリーが繰り返します。いまさら階段を引き返すのは、大騒動を引き起こさない限り無理なのは明らかでした。何が起きてるのか、全然理解できない。でも、私の前にいた女の子たちはみんな、それを実行したのだし、私だけが彼女たちとは違うとはどうしても思えませんでした。そこで、私もやってみたのでした! 寝巻きとパンティを脱いで、脇に置き、私の前にいた女の子がしたようにベルトに横になったのです。ベルトに体を運ばれながら、ますます大きくなる轟音に向かっていく。人生でこの時ほど恐かったことはありませんでした。
カーテンをくぐった後、私が覚えていることと言うと、音がほとんど耐えられないほど大きくなったということと、とてもまぶしかったということ。まぶしすぎて、何も見えませんでした。でも、覚えているのは、基本的にそれだけです。あと、ぼんやりと覚えてることは、シェリーと一緒に寮の部屋に戻って行って、ベッドに潜り込んだというところ。元通り寝巻きを着たままでした。その後は、日中に何度か例の1階のドアを見てみましたが、いつも閉まっていて施錠されていました。
この思い出が、私の不思議な思い出のなかで一番鮮明に残っている思い出です。あの1週間も、その後も、何日か夜に同じようなことをしたという記憶がぼんやりと残っていますが、お話しできるほどはっきりとは思い出せません。あれ以外でも、私は何回か奇妙な経験をしました。よく分からないけど、そのいくつかの経験が互いに関係しあっているのではないかという、不安感があります。
一つは、一度、ふと心に浮かんだ、ただのイメージにすぎないものです。私が、ある英語のクラスを受けているときに浮かんだイメージです。その英語の授業を私は心から楽しんでいました。教授の先生が好きだったというのが大きな理由です。女性の先生で、私には天才に思えて偶像化して見ていた先生でした。ある日、私は、その先生の授業を受けていて、どういうわけか、ぼんやりとしていて、先生のお話を聞かずに、ただじっと先生を見つめていたのです。先生は30歳代で、ほっそりとして、とても魅力的で、スーツ姿でした。大学の先生というよりはビジネス界の女性が着るようなスーツ。
ともかく、その時、ほんの一瞬、本当にほんの一瞬ですが、とても考えられないようなイメージが心に浮かんだのです。先生は、同じくスーツ姿で、私は全裸になっているイメージ。そして私が先生にこう言うのです。「私を鞭で叩いてください」と。お尻に刺すような痛みが走るのもイメージしました。そして、それでおしまい。一つだけ困ったことがあって、それは、そのイメージが、半分、本当の記憶のように思い出されるということなのです。
また別の時ですが、妹のミンディが、週末、私のところに遊びに来たことがありました。当時、ミンディはまだ高校生でした。ミンディは私たちの寮部屋で寝袋に入って寝ていました。とてもぼんやりとした記憶ですが、私は、シェリーに連れられていった夜と同じように、妹を連れて階段を降りていき、ベルトコンベヤーに乗るようにさせた記憶があるのです。とても恐ろしく感じたことがありました。それは朝になっても妹が戻っていなかったこと。シェリーは全然気にしていないようで、ただ、妹のことを 「すごい子ね」 と言うだけでした。シェリーとまったく同じ反応を、私が話しかけたどの人からも聞きました。寮母さんからも、学生部長からも! 「すごい子ね」 みんなミンディは多分家に戻ったと言ってました。私も、みんなの言うことを聞いて信じたいという気持ちは、もちろんありましたが、もう一つ、心の中には別の私がいて、恐怖のあまり心が締め付けられる思いも感じていました。でも、どういうわけか、何か私を押さえ込むものがあって、その週末の間、私はずっと何も行動を起こしませんでした。ようやく、日曜の夜になって私は実家に電話を入れたのです。妹は家に戻っていました。ちゃんとスケジュール通りに。電話の向こう、母が、私に感謝をしていました。ちゃんと教授の先生の1人に妹を車で送り返してもらえるよう手配してくれてありがとうと。
ある日、私がちょっとせんさくして、シェリーが衣装入れの引き出しの中、服の層の下にディルドを隠しているのを見つけたことがありました。もう一つの奇妙な出来事が起きたのは、それから少し経ったときのことです。それまで、私はディルドを見たことはありませんでしたが、何のためのものかは分かっていました。シェリーには、私がそれを見つけたことを一度も話していませんし、最初は、シェリーがそれを使ってるところを思い浮かべては密かに楽しんでいましたが、じきにほとんど忘れてしまっていたのです。
ですが、ある土曜日の夜、寮の部屋で1人で勉強していて、少なからず人寂しくエッチな気持ちになった時でした。どうしてか分かりませんが、ふと私はあのディルドのことを思い出したのです。もう少し勉強を続けた後、私は勉強をやめ、彼女の衣装入れに行ってあれを取り出したのでした。その時の記憶は、まるで、そういう行動をしている自分を他の自分が見ているような、まるで他人のような感覚ですが、それでも自分がそのディルドを試してみるつもりでいるのは意識していました。私は服を脱ぎ、裸になって、ワセリンを取ってきて、ディルドに塗りつけ、そしてベッドに横になりました。横寝になった私は、片脚を上げて、あれをアヌスにあてがい、そして、なんと、その中に押し込んだのです! しかも、ディルドは何の痛みもなくヌルリと15センチほど入って行ったのです。私は、それまで一度もお尻の方にしたこともなければ、まして、そこをいじったこともありません。どうして、あの夜、ディルドを使う気になったのか、しかもお尻へする気になったのか、今でも分かりません。ましてや、どうしてあんなに感じてしまったのかもまったく分かりません。ともかく、中に入れると、あまりにも感じてしまい、ほとんど悲鳴のような声をあげていたのです。あっという間に達してしまい、しかもあまりにも強烈に達してしまい、私はそのまま失神してしまいました。意識を取り戻した後、ディルドや体の汚れをきれいに取り除き、片付けました。その後はそのディルドをもう一度取り出そうとしたことも、眼にしたこともありません。それに、それ以来、一度もアナルに対する性的な行為はしたことがありません。
もう一つ、困った体験は、私が結婚した後のことで、今でも時々起きています。夫が裸になり、彼のペニスが眼にはいると、時々、不思議な気持ちになるのです。つまり、彼のペニスをお口に入れなくてはいけないという気持ちに襲われるのです。どういうわけか心の中で声がして、私は、たとえ勃起しているときでも、根元まで全部口にいれることができるだろうと語りかけるのです。私たち夫婦は一度もオーラルセックスはしてないし、結婚前も含めて、私は生まれて一度も男性のそれを口に入れたことがありません。にもかかわらず、その声が聞こえてくるのです。
あの年の翌年、私は大学を卒業しました。私は、その後、あの大学がある場所を離れ、一度も戻っていません。ミンディは高校の後、あの大学に進学したがっていましたが、私の中の何かがそれに強行に反対しました。特に決まった苦情があるわけではありませんでしたが、母に対して強く反対をし、その結果、母はミンディをあの大学に送ることを拒否することになりました。でも、その後、ミンディは別の大学を出た後、私の母校であるあの大学に行き、職員として仕事を得たのでした。今、ミンディは、大学があるところを離れて家に戻ってくることは滅多にありません。週末、ちょっと帰ってくるのはとても簡単な所にあるのに。それにミンディは、以前とは違う人になったように見えます。ミンディは、私に彼女の勤める大学に遊びに来るように言ってます。もっと言えば、是非来なきゃだめと言わんばかりの調子。そして、遊びに来る私のために妹が用意していることを、私は、絶対楽しむはずだと自信を持って言うのです。でも、何かが私を押しとどめて、その誘いに乗らないようにとさせています。あの場所に対する、何かぼんやりとした恐怖心が、私を押しとどめているのです。