「ファインディング・フェチ」 Finding the Fetish by Chris Bridges  From Desdmona's Erotic Stories Contests: 2003 Erotic Postcard Fiction Contest Winners

「あうっ! ストップ! 僕はマゾじゃないよ!」

「本当?」

「もちろん!」

「じゃあ、サドなの?」

「今、君を殴ろうとも思ったけど、それも僕には性的なことと思えない」

「ダメじゃない。これまで全部試してきたのよ! これ、本当に、全然効かないの?」

「あうっ! 僕はフェチじゃないって言ってるじゃないか! もうやめてくれ!」

「フェチになってよ! あなた、女は好きじゃないし、男も好きじゃないし・・・」

「女は好きだよ! 僕が女を好きなのは知ってるじゃないか。君を一度も誘わなかったから、そう言うのかい?」

「あなた、誰ともデートしないわ。ただ無邪気に遊びまわってるだけ。あなたは男も好きじゃないし、ヒツジも好きじゃないし・・・ヒツジは好きじゃないわよね?」

「もちろんだ!」

「じゃあ、ヒツジ・フェチになるべきよ」

「どうしてフェチにこだわるんだ?」

「楽しいもの。・・・いいこと? これまで、レザーも、サランラップも、ラバーも、チョコレート・プリンも、ロール・プレーイングも、パンティも、靴も、ポルノも、オムツも、調教も、全部2人で試してきたのよ。あと何が残ってる?・・・あっ、そうだ! 黄金水!」

「性欲が足りないって、それだけなんだよ。どうしてそれでいけないんだ?」

彼女は、おしっこをするため僕の顔にまたがった。「自然なことじゃないからよ」


おわり





Desdmonaのコメント:
第2席
すべてをセリフで書くのはフラッシュでは危険です。この作者は、背景とキャラクターを彩るための大切な言葉を無視してしまっています。でも、ここでは、それがうまくいっている。背景やキャラについて分らないところが何もありません。全部分ります。というか、最後に分るのですが。この作品は、録音テープからの書き起こしのような感じです。本物の、可笑しい録音テープのよう。素晴らしい作品です。