「浜辺のヘクサプレックス」 Hexaplex on the Beach By Bryn Haniver source

「あなたが海洋生物学者だという噂を耳にしたけど?」

僕は振り向き、彼女を見た。僕があんぐり口を開けてたかって? ああ、多分。

彼女は赤毛の髪をなびかせ、二つの胸にはハマグリの貝殻をつけていたのだ。だが、僕の注意を、魚を捕らえるように網で捕らえたのは、彼女のストッキングだった。

二股に分かれてる複数形のストッキング「ズ」ではない。単数形のストッキングである。まさに人魚姫のテーマにふさわしく、彼女の両脚はたった一本のネットに包まれていた。ぴっちり包まれていたから、おそらく彼女は赤ん坊が這うようにして歩いてこなければならなかったに違いない。じっくり観察した・・・まさに昔ながらの魚網のように見える。しかも、海の漂流物まで芸術的に編みこまれている。確かに僕たちはいまビーチ・パーティにいるわけだが、滑らかで日焼け具合も良い美しい脚を部分的に包む彼女のストッキングは、ユニークだし、見ればハッと息を呑む。

「なんと! これはルイディア・オルタルナータ(参考)じゃないか!」 僕は可愛らしい乾燥したヒトデを指差して言った。会話の切り出しを気の効いたものにしようとすら考えていなかった。

「ラテン語ってすごくセクシー」 そう言いながら彼女はわずかに体をひねった。美味しそうなお尻が見えた。網と漂流物の飾りの下には、砂と同じ色のGストリングスのパンティ。彼女は、左の太ももの後ろに引っかかっている美しい貝を指差して、尋ねた。

「これは何て言うの?」

「ヘクサプレックス・フルベスンス(参考)」 ゆっくり発音した。彼女への欲望を一つ一つの音節に込めた。

彼女はため息をついた。「私を抱えあげられます? この衣装だと歩くのがつらくて」

僕は海賊の衣装を着ていた。「美しき人魚姫を略奪することならお手の物」

張りがあり、暖かで、刺激的な体。僕はティキ・トーチ(参考)から海辺の砂浜へ抱えたまま歩いた。彼女は、その間ずっと、僕の首筋にキスをしていた。 海に近づく。星のほか誰も見ていない。彼女は僕に訊いた。

「ストッキングを履いたままでいい? 私、人魚姫のままでいるのがいいの」

僕は彼女を四つんばいの姿勢にして浜辺に降ろした。注意深く網とパンティを、その部分だけずらす。僕の腰はヘクサプレックスに当たり続けた。でも、僕も彼女も不平をもらすことはなかった。


おわり



[Reviewers' Comments]

浜辺のパーティに参加してるのは海賊と人魚姫だけでいいのよね? このストーリーは、私たちに、ただ自分らしく振舞いながらも女性を惹きつける、その方法について楽観的な見解を教えてくれています。それにもうひとつ教わったこと。それは、ラテン語がとてもセクシーだということですね。



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