「レ・ベレ・アミ」 Les Belles Amies By Laura Thorne source

イベットは天窓から差し込む日光に目を覚ました。空気が暖かい。彼女の横に眠るミニョンの体と同じくらい温かい。イベットは恋人の胸を探し出し愛撫した。その細い指先でぷっくり膨らんだ乳首の回りに円を描き、優しく揉み搾る。ミニョンの喘ぎ声を聞きながら、イベットはもっと一緒にいられたらと願った。でも、その代わりに彼女の頬に行ってきますのキスをする。

「行かないで」 ぐったりとして、ミニョンが呟いた。

「でも今朝は新しい画家さんの前に座ってなくちゃいけないの。行かなきゃ」

「そのおバカな画家は私よりも大事な人なの?」 ミニョンは膨れ面になった。

「口をとがらせないの。私たち、食べていかなくちゃいけないのよ。それに、あなた、もちろん可愛いらしい物が大好きでしょう?」

そう言いながら、イベットはベッド脇のテーブルの引き出しを開けた。中から黒いシルクのストッキングを出した。彼女がこういう時のために取って置いた物である。

「例えば、ひょっとして、こういった可愛らしい物!」

「モン・ディュー!(参考) でも、どうして知ってたの? 私が・・・」

イベットは笑みを浮かべた。 「どうして私が何でも知っているかって? これがあなたにどれだけ似合うか、確める時間はありそうね」

イベットは掛け毛布を引っ張った。ミニョンのほっそりとした美しい裸体があらわになる。彼女はミニョンにストッキングを履かせ始めた。

ピンク色の足先から細い足首、筋肉のついたふくらはぎ、さらに上がって、柔らかく肉付きのよい太もも。黒シルクのストッキングを履かせながら、ゆっくりと上へ進んでいく。イベットはそれをしながら、指先が振るえ、口の中に涎れが溜まるのを感じた。つやつやしたストッキングの履き口を調整しながら、イベットは、恋人のセックスの場所を覆っているうぶ毛を、手の甲で何度か触れた。

ミニョンは溜息をつき、本能の赴くまま、イベットの両肩にシルクに包まれた両脚を乗せた。

誘いの言葉は不要だった。イベットは前のめりになり、ミニョンのすでに湿りを帯びた肉ひだに舌を這わせた。前後にちろちろと動かす。ミニョンの喘ぎやよがり声に励まされ、イベットは舌先を上へとあげた。唇をとがらせミニョンのクリトリスを包み、強く吸った。

ミニョンの喜びの叫び声が聞こえる。背中を反らし、両脚はイベットの背中で交差し、しっかりと締め付ける。危うくイベットを窒息させそうになる。

ミニョンの愛の拘束から抜け出ながら、イベットは甘い声で言った。「さあ、もう行かなきゃいけないわ。ムッシュ・ロートレックが待っているもの」


おわり



[Reviewers' Comments]

私が読んだ中でも最もエロティックなお話しのひとつです。ストッキングを履かせるシーンはとてもセクシー。ストッキングを脱がすストーリーは山ほどありますが、恋人の手で優しく履かせるシーンによって、この作品は際立ちました。最後のところに出る人の名には笑みが漏れました。この作品は、シルクと欲情という程好くエロティックな包みの中に色々なものを綺麗にまとめた作品です。

訳注:題名の「レ・ベレ・アミ」とはThe good (girl)friends 「良き女友達」の意味。


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